琵琶奏者・作曲家 塩高 和之
文化としての琵琶楽を標榜し、伝統的な雅楽古典曲から薩摩琵琶の現代曲まで幅広く琵琶楽を捉え、作曲・演奏の両面に於いて国内外で活動をしている。2007年に様々な琵琶楽を「文化」という視点で紹介する琵琶樂人倶楽部を設立。18年間に渡り、200回以上のレクチャーコンサートを行っている。
これまで長唄の人間国宝 寶山左衛門師、能シテ方 津村禮次郎師、日舞 花柳面師をはじめ、数多くのアーティストと共演を重ね、高野山、厳島神社、赤間神宮等、琵琶に縁の深い地にて演奏会を開く。薩摩琵琶による演奏の他、樂琵琶に於いても作曲及び演奏活動を積極的に行っている。現在、楽琵琶・薩摩琵琶ともにリーダーアルバムを発表し、演奏活動を続けている唯一の琵琶奏者である。 海外では、シルクロードの国々へのコンサートツアー(トルクメニスタン・ウズベキスタン・アゼルバイジャン・グルジア(現ジョージア))の他、ストックホルム大学、ロンドンシティー大学に招かれ演奏会を開いている。国内では東京外国語大学、明治大学、甲南女子大学、東洋大学、テンプル大学他で、琵琶楽を軸にした日本文化の変遷などについて公開講座を担当している。 2015年5月 日本経済新聞文化欄で紹介される。2019年5月NHKeテレの『100分de名著』(平家物語)に出演。 2025年1月 10thアルバム「AYU NO KAZE」をリリース。現在までに70曲以上の琵琶曲を作曲し、現在迄に10枚のオリジナルアルバム、その他、未発表曲を集めた2枚のオムニバスアルバム、1枚の教則DVDをリリース。それらは全てFEIレコードを通じ、世界に向けて配信されている。琵琶樂人倶楽部主宰会主 静岡県出身。