昨年のシルクロードツアーの凱旋公演が決まりました。
場所は 杉並区の座・高円寺2というホール
3月31日(水) 19時開演です。
今回は何とウズベキスタンから歌姫ユルドゥス・トゥルディエワ Yurduz Turdievaさんを呼んじゃいます。さすが国際交流基金!やることが太っ腹です。
この方の歌はかなりいいですよ。伝承歌唱カマームという歌の歌い手です。ウズベキ公演では奄美島唄との掛け合いも素晴らしかった。
ステージはこんな感じ
。
なかなか格好良いでしょ。
曲目などの詳細はまた追ってUPしますので、チェックお願いします。
私は薩摩琵琶のほか、楽琵琶で「啄木」を弾こうと思います。やっぱり大陸から渡ってきた音楽だからね。楽琵琶弾かにゃ。
御予約お問い合わせは国際交流基金へお願いいたします。

http://u-e.co.jp/jimukyoku/
Tel: 03-3589-6554 (2月22日から)
さあ、のんびりしてはいられないです。今月は松庵舎での連続講座もあるし、月末には日比谷のスタンウェイ東京松尾ホールで中村君の演奏会での演奏もあるし、花粉症なんぞ返上で気合を入れてがんばります。
昨日、川崎能楽堂での「まろばしセカンドコンサート 春の宴2010」が終わりました。
いつも演奏会は一人、もしくはデュオでやっているので、今回のようにグループでの演奏会は年に数回しかありません。それでもこの「まろばし」は私の作曲作品を中心に演奏するので、気合が入ろうというもの。
今年も新曲をいくつか書き、メンバーも昨年と変わったので、良い発見もあり、それなりの収穫を感じました。
今回は私の作品の中から「花の行方」と「まろばし」の二曲を、夫々昼は尺八で、夜は篠笛で演奏してもらい、作曲した私が学ぶ所が多々ありました。演奏は若手の尺八奏者 田中黎山君とベテラン笛奏者 金子弘美さんという両極端なお二人。
田中君の凛とした佇まいと演奏は、パワーに走ってしまいがちな若手の演奏家の中にあって実に端正な趣があり、貴重な逸材だと思います。「まろばし」「花の行方」共に期待以上の演奏で答えてくれて嬉しかったですね。
方やベテランの金子さんも結してパワーで押さない、とても清い演奏でした。特に筝とのデュオ「花の行方」は大変美しい世界を描いてくれたと思います。
私は以前からグループで演奏する曲に関しては自由な空間をなるべく作って、私の器以外の器を取り入れるようにして曲そのものを成長させるようにしてきました。もちろん逆に曲がしぼんでしまう事もありますが、なるべく演奏する側が考え、自分なりのアプローチで曲を演奏するような方向が一番だと思っています。
その為には、私がメンバーの質を生かすような曲を書かなければいけないのですが、グループでの演奏に関しては果たしてそれが出来ているかどうかいつも疑問が残ります。今回はデュオ曲に関してはとても満足しましたが、その他の曲ではまだまだ改善の余地アリ、という気持ちが残りました。
これからもまだまだ精進は続きます。

こういう演奏会の後はでっかい世界に身を浸して、
(photo 森修)
それから小さな自然の美しさにも心をゆだねて自分を浄化します。
(photo 森修)
さて今日は一日ゆっくりしたので、また明日から動き出します。どんなものでもやればやるほど勉強になるし、得るものも多い。
自分のヴィジョンに向かってどんどんと走ってゆきます。
NEXT ONEをご期待下さい。
今日は担当している短大の期末試験(実技)でした。期末試験という響きも何だか懐かしいですね。
試験会場は短大の中にあるホールでやったのですが、学部長のM先生、尺八のZ先生、笛のH先生も聞きに来てくれて、生徒も少々緊張の中始まりました。
私の生徒は筝のT先生の授業も受けているので、今日はT先生のクラスとの合同試験となりました。
画像がちょっとぼけてしまいましたが、左端が筝のT先生。私の両端が生徒達。

こちらの男の子も私の生徒なんですが、今日は体調不良により見学となってしまいました。
こういう若者達に囲まれていると本当に楽しいです。
無事試験も終わり、今期の私の担当も今日で最後となりました。生徒達もこれからどの道に進むかわかりませんが、中にはシンガーソングライターを目指している子もいてこれからが楽しみです。
彼らの輝ける未来にエールを送ります。
またいつか音楽家として会おうぜよ!!
今度の日曜日(7日)、川崎能楽堂にて「まろばしセカンドコンサート~春の宴2010」を開催します。

この「まろばし」というグループ名は、私の代表作「まろばし~能管と琵琶のための」から取りました。このグループのコンサートは私の作曲作品を中心に古典ものも入れて構成しています。
今年の演目は以下の通り
曲 朝の雨(平家物語 千手の前より 作詞・作曲 塩高和之)
塩高(唄)
小笠原沙慧(筝)
金子弘美(笛)
五條詠二(日本舞踊)
花の行方~篠笛(尺八)と筝の為の
(新古今和歌集より 作曲 塩高和之)
田中黎山(尺八 昼の部)
金子弘美(篠笛 夜の部)
小笠原沙慧(筝)
静~緋色の舞(吾妻鏡より 作詞・作曲 塩高和之)
塩高(薩摩琵琶弾き語り)
五條詠二(日本舞踊)
まろばし~能管(尺八)と琵琶の為の (作曲 塩高和之)
塩高(琵琶)
田中黎山(尺八 昼の部)
金子弘美(能管 夜の部)
ルナリアンダンス (作曲 塩高和之)
塩高(楽琵琶)
小笠原沙慧(十七絃)
金子弘美(篠笛)
田中黎山(尺八)
春の宴(源氏物語 胡蝶・蛍より 作詞作曲 塩高和之)
塩高(唄)
小笠原沙慧(筝)
金子弘美(篠笛)
田中黎山(尺八)
五條詠二(日本舞踊)
風の宴 (作曲 塩高和之)
塩高(琵琶独奏)
他
こんな感じの曲達を作ってみました。古典をベースにして、そのスタイルを継承しながら、現代的な解釈を入れて伝統邦楽を再構成してあります。
日本の音楽は先ず「うたありき」。器楽ではないのです。言葉やその背景の想いがそのまま音になっているので、リズムや音程に言葉や音を合わせたりしません。言葉や音の持っているスピードや抑揚がそのまま音楽になります。
だからドレミやビートという西洋の器楽の目や耳で聞くと外れて聞こえるのです。今回のプログラムの全ての曲には先ず声・言葉・そして想いがあり、それらがそのまま音楽の形に成ります。
想いが満ちてきてそのまま声になり節になる。そこには音程もリズムも和音もありません。
ぜひぜひ現代の、日本の音楽を聞きに来てください。
昼の部 13時00分開場 13時30分開演
夜の部 16時30分開場 17時00分開演
料金 前売り2500円 当日2800円
問い合わせ
Office Orientaleyes mail: orientaleyes40@yahoo.co.jp
よろしく!!
先日、南阿佐ヶ谷の蕎麦処 道心にて、琵琶ライブやってきました。
ここのお蕎麦は、店主がこだわりにこだわったそば粉を全て手打ちで出しているお店で、しかも値段も抑えてあるという素晴らしい蕎麦屋さんなんです。店主といってもまだ若い、良い感じのあんちゃんがやってます。なかなかいかしたやつなんですよ。ぜひ一度食べに行ってみてください。
蕎麦道心 http://doushin69.web.fc2.com/ 
蕎麦湯も、茹で汁でなく、蕎麦粉を湯に溶いて出しているこだわりようで、店主の気合を感じる店です。
今回は、平家琵琶と薩摩琵琶う聞き比べの会。
お店の中はなかなか響きが良いので、気持ちよく演奏出来ました。
お客様も楽しんでくれたようです。
日本に旅行に来ていたリサさんという方。蕎麦と日本酒が大好きということで、何処で情報を仕入れたのか判りませんが、予約を入れて聞きに来てくれました。
平家琵琶と一緒にパチッ!明日は北海道に行きま~す、と言ってました。
こちらは陶芸家の佐藤三津江さんとお弟子さん。佐藤さんの作った蕎麦猪口はこの道心で使われています。
佐藤さんはとってもおしゃれな方で、ちょっと宝塚の女優さんみたいですね。
江の都窯HP
http://www.adachi.ne.jp/users/k-miyako/index.html
私は新作の「静~緋色の舞」をやったのですが、いい感じで出来ました。
こういう小さなライブやサロンコンサートは大事にしていきたい場所です。
さてさて、今度の日曜日はいよいよ、まろばしセカンドコンサート「春の宴2010」が川崎能楽堂であります。まだ若干席もありますので、こちらもよろしく!