撥の話Ⅱ

随分前に「撥の話」という記事を書いたのですが、これが周りで未だによく話題に出てきます。薩摩琵琶は撥が何しろ大きく、見た目で弾きにくそう、と思っている方が多いのですが、あの大きな撥がいかに演奏に於いて合理的で有効なものか、判ってくれた方が沢山居たのは嬉しい限りです。今回は音質という所に焦点を当ててみたいと思います。演奏家が求める音楽にとって、撥の材質と厚みの選択はとても大きな要素なのです。

音質を決めるのは、やはりなんといっても撥の材質なのですが、それと共にもう一つの大きな要素は厚みなのです。ギターをやっている方ならお分かりかも知れませんが、とても薄いThinというピックと、ぶ厚いHardといわれる2mmほどあるジャズなどで使うピックでは、天と地ほど音が違います。たった数センチの小さなものですが、「楽器を変えたの?」という位全くキャラクターの違う別物になります。フォークギターなどで試してみるとよく判りますよ。
勿論材質でもかなりの差があります。同じ厚みのものでも、材質が違うだけで全く音が違う。本当に何故?という位違うのです。また材質だけでなく、表面の加工が荒いと弦に当たる音がざらざらという雑音がします。これがいいという方もいますので何とも言えませんが、厚みや材質、加工一つで、かなり音質に影響することは確かです。

さて本題の琵琶の撥ですが、材質はやはりなんといっても柘植が一番のようです。私自身、椿・柊・黒柿他、よく判らない木材やプラスティックなどかなりの数の材質を試しましたが、最後には柘植に行きつきました。先ず弦に当たった時に雑音がしない事、腹板に当たった時の音質が良い事、そして何よりも弦をヒットした時の音質が良い事、あと適度な「しなり」等々すべてに柘植はちょうど良いです。
薩摩琵琶の場合、弦をこすったり、腹板をたたくという打楽器的な奏法も重要な点ですので、単に弦をヒットした音だけでなく、奏法全部を踏まえ、自分のやろうとする音楽に一番ふさわしいものを考える必要があります。そんな風に考えると、材質は勿論ですが、厚みも色々な選択があるのです。

厚みに関して単純に言ってしまえば、厚い撥だと音も大きいし、締りのある充実した音色が出ますが、腹板をたたく音も大きくなり、全体に音圧が強くなり、時に歌を凌駕してしまう事もあります。薄い撥だと、弾いた音量は小さく、輪郭も薄めで迫力もないですが、たたく音はさして大きくならず、歌の邪魔にならず扱いやすい。前者は正派がその代表ですね。先日も正派の方の撥を触らせていただきましたが、ぶ厚く大ぶりな撥で、充実した素晴らしい音でした。適度な重さもあって、使いやすかったです。しかし腹板に当たる音は確かに大きい。

後者の代表は鶴田錦史のあの音です。私は正直なところを言うと、鶴田のあの鶴田錦史2前に出てこない軽めの琵琶の音と、崩れの三味線ライクなフレージングがどうしても好きになれなかった。鶴田ファンの方すいません。私なりに分析すると、鶴田の激しい奏法では、厚い撥を使ってしまうと、弦の音より打撃音の方が大きくなり過ぎる。鶴田が好んだ塗琵琶は倍音や音量を適度に抑制された音が特徴ですが、あの塗琵琶と薄撥の組み合わせは、音に程よい軽さがあり、声を邪魔することなく、激しい奏法と相まって、鶴田の音楽にはぴったりだったのでしょう。
鶴田錦史は現代曲をやっても弾き語りがその根幹にあったので、他の選択というのはありえなかったでしょうね。でも先進性が人並み外れ異常に強かった方ですから、もしかしたらきっと人の発想を飛び越えて、違う道を託す弟子も育成していたのではないか、とも思います。

kotonoha-1私はちょうど中間の厚みのものを使っています。伴奏楽器ではなく、あくまで独奏楽器として、なるべく倍音が豊かで音量もあり、響きが広がる音が好きなので、塗琵琶と薄撥は絶対に使いません。しかし奏法自体は鶴田流以上に激しい部分もありますので、あまり厚い撥だと、打楽器的な部分が強調され過ぎてしまいます。数々の琵琶本体の改良は今まで色々と書いて来た通りですが、私のスタイルが音楽的に実現できるように、撥に関しては正派ほど厚くなく、鶴田ほど薄くない、ちょうど中間、大体5mmの厚さの撥を使っています。(その後もう少し厚目のものに変えました。撥の話Ⅲ

どんな音を出したいか、という問いかけは、どんな音楽をやりたいか、という問いかけでもあります。それは単なる好みではなく、演奏家の音楽そのものと言ってよいでしょう。そこはまた別の機会に書きたいと思いますが、楽器、弦、撥の選択は演奏家の生命線です。ただ先生に言われて与えられたものを使っているだけでは、なかなか自分の音は出てこない。慣れほど怖いものは無く、ただの慣れで使っていると、得意なものをただやって喜んでいるだけで、自分の音の姿が何だか判らなくなってきたりします。

良い音は何よりですが、その前にどんな音楽をやりたいかが先。良い音に導かれ出来た曲は確かにありますが、1曲2曲の問題でなく、どんな音楽を人生賭けてやりたいか、それが見えない限り、いつまでたってもその人の音は響きません。良い撥も、良い楽器も良い音も、人それぞれなのです。

私は私の音を出してゆきたい。

歩まざるもの

先日、医療関係の友人と話していて、興味深い話を聞いて来ました。
現代は性差医療というものが進んできているようなのですが、我々人間の性別に関しても、今までは男・女という二つの性でくくっていたものが、現代では染色体などの関係から、5つに分ける考え方が出てきたとのことです。勿論私は全くの門外漢なので、詳しいことは判らないのですが、その友人の言によれば、こういう考え方が世間に浸透する時代もいつか来るだろうと言っていました。私は話を聞いていて、この概念や考え方が、今後の世の中を大きく変えてゆくような気がしました。

空想病院展

そして、今月初めには早稲田にあるドラードギャラリーで「空想病院展」という企画展示を観てきました。テーマとして「性」が強く出ている展示でしたが、作品がまだ男・女という区別の中から抜け出せない感じがしました。作品はそれぞれ力作だったのですが、それぞれ「性」を独自に捉えている作家さんの意識が、まだ旧来の概念の枠の中から抜け出していないようで、澁澤龍彦(写真)あたりが描いていた世界の焼き直しのように思えました。肉体的な性別が二つでなくなって、GID(性同一性障害)などに対する認識も広まり、精神面でも複雑な在り方が確認され、其々が共生している現代社会に、作家の概念や視点の方が現実に追いついていないという感じでしょうか。澁澤

芸術は元来、因習や権威、宗教をも乗り越えて、人間存在の根本を描き、暴き、人間本来の姿を取り戻そうとする行為でもあると思います。それゆえ芸術家は「性」に対して独自のアプローチを持ち、こういう変化にかなり敏感な方が多いのです。今回は「性」が一つのテーマとなる展示で、作家さん自体もテーマとしている風に見える方々でしたので、ちょっと意外な感じがしました。
ダダやシュールなどは勿論、印象派でもキュビズムでも、芸術家は常に時代を先取りし、人々を社会や常識の呪縛から解放し、次世代の感性を示し、育ててくれるものでした。しかし現代では、どんな状況なのでしょうか??。全体的にあまり社会とコミットせず、作家の個人的な領域に内向しているのでしょうか?色々と思う所がある展示でした。

ヘルマフロディトス男・女の役割は勿論、性に対する概念や哲学すら変わって行く時代に、人間本来の姿を描こうとする芸術家が性の問題を取り上げ、新しい視点で創作活動してゆくのは、当然だと思います。性別が二つに限定される旧概念の枠内で個人的な幻想世界を描いても、それはもはや懐メロの域を出ない。
常識や習慣に囚われて生きている我々にとって、男女の他に性別があるという事は、なかなかすぐには受け入れがたいと思います。しかしもう現実は受け入れざるを得ない所まで来ています。そんな時代には新たな概念や感性が出て来るのは当たり前であり、どんな軋轢があろうとも、時代は受け入れる方向にどんどんと向いて行きます。何故ならば、多様な性があるという事は古より歴然とした事実であり、今まではそれを「男女という二つのものにすべて区分し、男はこうであるべき、女はこうであるべき」という因習の中に押し込め、封印して、知らされなかっただけなのですから・・・。決して新しく作り出したものではないのです。むしろ本来の姿がやっと表に出てきたというべきでしょう。

政治の分野では世田谷区議の上川あやさんのように、ジェンダー問題に積極的に取り組んでいる方も出てきましたが、今、セクシャルマイノリティーと言われている人々が、特別な存在として認知されるのではなく、肌の色が白でも黒でも黄色でも、普通に平等に暮らし生きているように、マイノリティーが違和感なく認知されてゆく時代がもうすぐそこに来ているような気がします。

okumura photo6

さて、こんな時代に琵琶楽はどこを向いているのでしょうか。残念ながら琵琶楽はそんな芸術とは無縁の所にあります。お稽古事の世界に留まるのならば、今までと同じでも別に問題は無いでしょう。しかし音楽として世の中に発信してゆくのであれば、世の中と共に変わって行かないと後がありません。自分の姿が自分で見えないというのであればもう終わりが見えたともいえるかもしれません・・・。新時代の音楽、新時代の感性・・永田錦心の志は誰が継いでゆくのでしょうか?

古典でも、そこに今までとは違う、時代に即した感性・視点を当てて最構成し、okumura pfoto8次世代に向けて発信してゆく、そんな創造性を琵琶は獲得できるだろうか。バッハでも、時代によって色々な解釈がなされ、楽器も進化し現代のピアノで演奏され、それでまた新たな魅力を見いだされ、時代時代で人々を魅了してゆくのです。そうして時代の感性に晒され、汲めども尽きぬ魅力を放つものが「古典」となって行き、その新しい感性と創造性がバッハを次の時代へと繋げてゆくのです。狭い小さなヒエラルキーの中で、ありがたがって保存し崇めているだけでは、ただ朽ちてゆくだけなのです。

美術とはまた違う側面があるので、同じ土俵で語る訳にはいきませんが、何も新しいものをやらなくても、時代も性別も何も超えて響く、人間の通奏低音のようなものがあるはず。せめてそういう精神で接して欲しい、と私は思います。そして新しい時代の感性による新作も、永田錦心がやったように、今後も積極的に作られるべきだと思います。

日の出2

時代は刻々と変化してゆきます。今まで常識だと思っていたことが、ただ目隠しをされていた、という事実もどんどん暴かれてゆくでしょう。これからどんな哲学と感性が生まれてゆくのだろう。どんな社会になって行くのだろう。私のような凡夫には、想像も及びませんが、芸術家はこの現実と共に歩み、次の時代の感性を育て創ってゆく役割があると私は思います。次世代に向かって、今何を表現すべきなのでしょうか。大きな問いかけが、目の前に横たわっているのだと思います。

歩まざる芸術家は、どこに向かっているのだろう?

北鎌倉へ

先日、北鎌倉の其中窯サロンにて演奏してきました。

北鎌倉其中窯3

ここは元々 北大路魯山人の邸宅と工房があった所。魯山人が使っていた窯を、陶芸家 河村喜太郎氏が受け継ぎ、現在は孫の喜史氏が継いで作陶しています。サロンスペースには、喜史氏の父である又次郎氏の頃より日夜芸術家が出入りして、茶会や芸談を交わした芸術サロンとしてにぎわっていた場所です。
今回は、新日屋さんという和のイベントをプロデュースする事務所が主催した会だったのですが、大変素晴らしい雰囲気で、気持ちよく演奏が出来ました。新日屋さんブログ http://www.shinnichiya.com/s_blog/

こちらが河村さん。音楽、特に現代音楽にとても造詣が深く、話が弾みました。
河村さんは、表現という事にとても深い思考を持っていらっしゃるようでした。「自分が何か土を通して表現するというより、土の持っているものを自分の力で形にしてゆく」、という事を盛んに言っておられました。これは単に素材の持つ力、という事だけではない、もっと深いものを感じました。

我々はものを作り出す側にいます。そういう我々が「私」という個人的な想いを外に吐き出しただけでは、それを受け取る人々に対し説得力はほとんどありません。同好の士がはやし立てるのが関の山。下手をすると陳腐なものになりかねない。表現者の大変陥りやすい所です。大体「私」という小さな器で考えたものは、何でも「私」に都合の良いものになってしまって、あらぬ方向に行ってしまいがちです。其中窯6
先日の著作権の事件もそのいい例ですが、ちょっとライブをやっただけで「プロです」なんて言いだしたり、お稽古している曲は何でもいつのまにか「古典」になってしまったり、お免状なんぞ貰えば「偉い先生」だと勘違いする。外側から見ている人間にとっては?なものにどんどんとなって行くものです。まあこうして邦楽界は世間と大きな距離を築いてしまったのですが・・・。

「私」を超えて、「はからい」というものを何かしら感じている人なら、人間の創り出した権威など、いかに幻想であるかが判るはずです。叡智も経験も素晴らしいことですが、自然の前には叡智も経験も無力であるという事も・・・。だからこそ自分の力ではどうにもならない大きな「はからい」を想い、またそこに身をゆだねる事が出来る。しかし「はからい」を感じることの出来ない人は、自分の力でやっている、やり遂げているという意識しか持たない。そして自らが作り出した幻想に閉じ込められ、小さな世界で空回りしている。そういう状態だという事も気が付かない。悲しいですね・・・・。

北鎌倉其中窯5

河村さんの祖父 喜太郎氏は、陶工という存在しかない時代に「赤土」という芸術結社を作り、「陶芸」という芸術の分野を世間に認知させた大変な人物でもありますが、河村さんの「土の持つ力を形にしたい」という言葉は、三代に渡って陶芸に携わり「表現とは何か」について受け継がれ、考え、感じてきた末の言葉のように思いました。
ともすると陥りがちな「私」という小さな牢獄。私も片足を突っ込んでいるのかもしれません。しかしこういう柔軟且つ大きな視野と感性を持った人と接すると、自分の姿を振り返り、良い気付きを得ることが出来ます。作曲・演奏・活動、音楽に関するあらゆる場面で、また一枚ベールが剥がれたような気がします。

marobashi2010-0s

良いお仕事をさせて頂きました。

よみがえる音色Ⅱ

先日は、故香川一朝さんの命日でした。一朝さんと共に立ち上げたアンサンブルグループ「まろばし」の応援団長 井尻先生と一緒に、一朝さんの地元小田原に行ってきました。

kagawa2

もう早いもので、一朝さんが旅立ってからすでに丸2年。2年前はどうにも事実を受け入れがたく、心がもやもやとしたまま落ち着かなかったのですが、ようやく気を落ち着かせて日記を書くことが出来るようになりました。

現在、尺八界は若手で上手い奴が沢山居ます。皆それぞれに活躍し活況を呈しているのですが、音が鳴る=パワフルというタイプが多いですね。なかなか静かに満ちてゆく一朝さんのようなスタイルの人は居ません。しかしこれも時代の変化だし、きっとこの方向でまた、心にしみるような演奏をする人も出て来ることでしょう。勿論私はそういう有能な若手を応援していきたいのですが、ごくごく個人的な想いとしては、一朝さんのあの音色はやはり捨てがたいものがあります。一朝さんの音色はいつも場に満ちるように、静かに静かに漂って広がって行きました。あの本曲の演奏は忘れられないですね。パワー主義の対極にあるような、でもゆるぎない、しっかりとした存在感を持って響き渡っていました。

kotou4今、世の中のもの大半が、強く、早く、軽く、と便利で刹那的な方向にどんどんと向い、そのために知識や理論が費やされ、社会全体が生き急いでいるかのように私には思えます。音楽も、どんどんこの調子でスピードやパワー重視の表面的なものになってきているような気がしてなりません。
演奏でピアニシモほど難しいのは皆様ご存じの通り。それはしっかりとした支えがなければ出すことが出来ないからです。その支えのためにこそ、表に出ないこういう所にこそ、知識と理論を惜しまないでもらいたいものですね。
そして真に力強いものの裏側には、必ず静寂があるものです。それが無い、ただ勢いに任せただけの強さは、どうしてもそこに落ち着かないものを感じてしまいますね。音楽でも政治でも・・・。

一朝さんと「まろばし」をやっている時には、何よりも音色やアンサンブルが最優先でした。一朝さんの持っている世界が私をそういう方向に導いていたのでしょう。若手の田中黎山君と一朝さんがデュエットした「二つの月~二管の尺八のために」を練習している時は、先輩後輩関係なく、尺八奏者として対等にアンサンブルを作り上げ、音色や息の使い方など、とことんやっていたのを思い出します。
やっぱり音楽に身をゆだねている時、聴いている人も、演奏している人も、其々が本来自分のあるべき所に帰ってゆくような時間であってほしいですものね。一朝さんの周りは皆、そんな音楽を作り上げるのに夢中でした。欲望によって経済が回り、世の中が成り立っているともいえる現代に於いて、一朝さんと一緒に演奏した時間は、充実した貴重なひと時でした。

kotou7

時代と共にに音楽はあるべきとは、いつも私が書いていることですが、この時代に生きる人々が聴いて、感じることが何よりも第一です。この時代にあるべき音楽の姿は、人それぞれに違う想いがあるでしょう。違う事が大事なのです。色々なものが共存するからこそ、豊饒な世界が生まれてゆくのです。「こういうものだ」「これでなくては」という一つの方向に流れてしまった時、その音楽は力を失うのだと思います。琵琶楽は今、そんな時期に来ているように思えてなりません。まあこういう事も今思うと、一朝さんから仕込まれたものかもしれませんね。

一朝さんは、私の視野が届かない所に光を当てて、いつも私を無言で導いてくれました。そして「時代の音を創れ」と常に背中を押して、新作を書くことを応援してくれました。私はそんな一朝さんの心意気に支えられて、今があるのです。私にはまだ余裕がありませんが、今度は私が若い世代に対し、そんな応援をする役なのでしょうね。

さて、また新曲作りますか!!

熱狂的声楽愛好のススメXIII~パリオペラ座Live viewing「ファルスタッフ」

先日、パリオペラ座Live viewing「ファルスタッフ」を観てきました。喜劇の面白さを初めてしっかりと味わいました。

ファルスタッフ

「ファルスタッフ」はヴェルディ最晩年の作品で、ヴェルディではほとんど唯一(かなり若い頃に一つ作っているそうです)といっていい喜劇なのです。あのドロドロとした濃~~い愛憎劇ではなく、コミカルでアイロニカル。シェークスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」という作品をを元にしたものだそうで、あのヴェルディが最後の作品として喜劇にたどり着いたというのは興味深いですね。
舞台の最後に、酒飲みで女たらしの老騎士ファルスタッフが放つセリフがなかなか印象的です。

「世界のすべては冗談さ人はピエロとして生まれる頭の中じゃ揺らいでるのさ 。いつでもその理性というやつは 。みんな愚か者!あざけり合うのさ 、お互いを 人間というやつはだけど一番沢山笑うのは 最後に笑った者なのさ」


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主演のアンブロジオ・マエストーリは体型からして、正にファルスタッフそのもの。この役では高い評価を受けている人ですが、本当に見るからにぴったり!!写真が見当たらず、お見せできないのが残念です。その他出演者も皆さんレベルが高く素晴らしかった。左の写真のナンネッタ役のエレーナ・ツァラゴワも、この若さでベテランに引けを取らない充実した歌唱でした。喜劇では演劇的要素がかなり問われるのですが、アルトゥール・ルチンスキ(フォード)、スヴェトラ・ヴァシリエヴァ(アリーチェ)、マリー=ニコル・ルミュー(クイックリー夫人)、ガエル・アルケス(メグ)それぞれ皆さんアリアはもちろんの事、コミカルな演技も歌のアンサンブルも素晴らしかった。
歌とオーケストラとの息もしっかりと合っているし、全体に大雑把なところが無いのです。Metのような派手な演出は全くないのですが、調和が取れていて、コミカルなその演出はかえってストーリーをしっかりと浮かび上がらせて、とても判りやすい充実の舞台でした。
勿論今回もオーケストラのサウンドがいいのです。指揮はダニエル・オーレン。パリオペラ座ですから当たり前なんですが、一流の音は実に気持ち良い!!

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欧米は生活の面では個人主義の国ですが、音楽や舞台でのアンサンブルが実に緻密で構築的。日本は社会の中では調和を重んじる国ですが、舞台芸術の分野に於いて、大人数でのアンサンブルの力がはっきり見えるのは歌舞伎位のものでしょうか。面白いですね。個人主義とは個人の責任で生きるという事なので、基本的に自分で責任を取り、自立して生きるという事。こういう個として自立した国民性があってこそ、オペラのような舞台を生むのでしょうね。そして個から世界を見渡すような視野が大切なのだと思います。その美意識や感性にも、現代社会に於いては、「世界の中の個」、「世界と共に生きる」というような視点が必要ではないでしょうか。日本でもこの辺りの感覚はこれから大いに求められることだと思います。世界がつながっている現代に、己の道なんて言って閉じこもっている訳にはいかないのです。

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染色の志村ふくみさんも、我々は常に前衛なんだとおっしゃっていましたが、素晴らしいものを現代に、そして次世代に残すことは、常に最先端の感性を持ち続ける事でもあります。人間は頑張っている人ほど、その渦中にあってなかなか客観的に自分のやっているものが見えていないもの。音楽に於いても、ドビュッシーやラベルの例を挙げるまでもなく、社会は難なく新しいものや変化を受け入れても、本職の音楽家の方が色々なこだわりを身にまとってしまっていて、新しいものをなかなか受け入れることが出来ない。人間は自分の勉強したもの、築き上げてきたものにいつしか囚われてしまうものですが、それを乗り越えて次の時代に行けるかどうか、その人の器というものが問われますね。

生誕200年のヴェルディの作品が、現代にこうして最先端の感性と演出と技術で素晴らしい舞台となって表現される、これこそ芸術の力ですね。日本の音楽も、形を守るだけでなく、最先端の表現として、古典を世界に発信出来る器が欲しいですね。そんな若者もぼつぼつ出てきたように思います。

元気が湧いてきます!!

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