止まぬ雨~演奏会情報色々

世の中は相変わらずの状況ですね。今後コロナウイルスもどうなって行くのか判りませんが、それよりも巷には色々な情報が飛び交い過ぎていて、日本の社会がちょっと心配です。出口の無い状況に追い込まれていると、コロナそのものよりも、人心の方が心配ですね。

善福寺緑地 名残の八重桜

3月以降、中止または延期が決定した主な演奏会についてお知らせいたします。
3月8日:神奈川貞昌院 田澤明子(Vi)さんと琵琶によるジョイント演奏会 中止
3月28日:フラメンコギターの日野道夫さんとのジョイントライブ。中止

4月11日:三番町ヒロサロンでの神谷和泉(Fl)さんとのジョイントコンサート。
     6月20日(土)に延期。
4月8日:琵琶樂人倶楽部 中止。
4月16日:日本橋富沢町楽琵会 中止。

5月17日:熊本阿弥陀寺 能楽師 安田登先生との演奏会。中止
     前後の西日本のツアーも中止
5月13日:琵琶樂人倶楽部 今の所限定7名様で開催予定 内容を変更
5月28日:総持寺での演奏会 中止。
9月12日:横浜能楽堂での大浦典子(笛)さん、津村禮次郎先生との会 中止
今の所主な演奏会の中止、延期は以上です。琵琶樂人倶楽部、日本橋富沢町楽琵会は、今後基本的に開催予定ですが、内容を変更する場合が出て来ます。6月以降も演奏会の中止及び延期が続くと思われます。随時HPにUPしていきますので、ご覧になってみてください。
昨年、広尾 東江寺にて 能楽師 安田登先生、 狂言師 奥津健太郎先生と 
又こんな会が開けるようになるといいですね。
コロナの状況は私には判断が出来ませんが、収束後もコンサートやライブなど、人の集まる事に対する嫌悪が続くような気がします。周りの音楽家たちも同様に感じているようで、今後は集客という事が厳しい状況になることは想像に難くありません。エンタテイメントやアートに対して、行き場の無い気持ちのはけ口としてバッシングなどが起こらないことを祈るばかりです。同じ視線、意見を持たない者は反社会的だとばかりに、多様性を認めない全体主義的な世の中になることだけは避けなければなりません。「〇〇でなければならない、それ以外はダメ」という思考に陥った人心程怖いものはありません。今の政府の対応では、格差という事も含め、本当に今後の日本社会が心配です。

キッドアイラックアートホールにて ダンス:牧瀬茜 ASAX:SOON Kim

このコロナパンデミックの後の世界は、きっと元と同じには戻らないでしょう。働き方や、社会システムは勿論の事、人々の感性や哲学が大きく変わる事は間違いないと思います。挨拶なんかも、アジア式の身体接触しない挨拶が世界的に浸透するかもしれません。
TVやネットの報道・情報はどうしても一部しか伝えてくれませんし、どう操作されているか判りません。実際アフリカやアラブ、インド、中央アジア、南米、東ヨーロッパなどの情報はほとんど入ってきません。西側ヨーロッパとアメリカの情報ばかりで、それもどこまで真実なのかも判りません。こんな報道では、世界が今どこに向かっているのか、とても判断がつきませんね。

今は本当に手も足も出ない状態ですが、アフターコロナの世の中をどう生きるか、試されているような気もします。せめて今は、心穏やかにして過ごしたいものです。

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