新年快樂2015

明けましておめでとうございます。今年は私の地元静岡でも元日から雪がちらつき、何やら厳しい一年を思わせる幕開けとなりましたが、今年も更なる充実を目指してやって行きたいと思っております。

日の出2

昨年12月に出したCDはお蔭様で好評を頂いています。これで樂琵琶のスタイルは、一つの完成を迎えたと思っています。勿論それとてまだまだ旅の途中。今後はこのスタイルの洗練を目指したいと思いますが、同時に今年は薩摩琵琶の器楽曲を書いて、器楽としての薩摩琵琶のスタイルを完成して行きたいと思います。また従来の弾き語りではない、声と薩摩琵琶の新たな形も模索して行くつもりです。
新作も今月中にはネット配信が完了し、これで私の作品は全て世界中に届ける事が出来ます。是非多くの人に聞いていただききたいですね。今はCDという形にしなくても、レコーディングさえやっておけば、配信が可能になるので、どんどんやって行きたいと思っています。琵琶楽を芸術音楽をとして世界に向けて発信する、これこそが私の仕事です。

ryokan2015-1年明けは既に色々と舞台が入っています。先ずは再々演となる戯曲公演「良寛」。キャストと脚本は前回と同じで、脚本演出が和久内明氏、出演は津村禮次郎、伊藤哲哉、木原丹の各氏。作曲と演奏は私と笛の大浦典子のREFLECTIONSコンビです。
前回よりも細部に渡りブラッシュアップされて、いい具合に練られていますので、ぜひお越しくださいませ。

そして何と言ってもREFLECTIONSのCD発売記念演奏会が控えています。

2015CD発売記念


昨年CDを出したことでREFLECTIONSは新たな時代に入ったと思っています。他にどこにも無いオリジナルな世界観を更に充実させて、多く場所で演奏活動を展開して行くつもりです。是非とも2月6日近江楽堂にお越しくださいませ。

色々な出会いや、経験から多くの事を感じ、学び、その度に自分の行くべき道が明確に見えてきます。釈尊は歿くなる時、嘆き悲しむ弟子阿難に向かって、「自らを燈とし 自らをよりどころとして生きなさい。お前はお前の燈火の役割をつとめているではないか。他(ひと)をよりどころにしてはならない。阿難よ お前は自分自身の燈火を抱いて 足元を照らし自分の行く手を輝かせ」という言葉を残したそうです。
なかなか難しい事です。歩けば歩く程、きっと己の弱さも嫌という程に解る事でしょう。しかし何よりも先ず自分の足で歩けないようでは、結局己の事も判らず、他人に手を差し伸べることも出来ない。自分でやるしかないのです。

蜈・判蜒・0048

自分の中にはやりたい事がまだまだ沢山あります。何事も思い通りにはいきません。何事もそうそう簡単には評価もしてもらえませんし、やって行く中で出逢いもあれば、別れもあります。しかし淡々と自分の行くべき所を行く。それ以外にはありません。紆余曲折しながらも、私は創作活動をして行く事がそのまま生きるという事なのだと思っています。

日の出1

昨年はCDを作るためにもちょっとヴォルテージ上げ気味でしたので、今年はもう少し余裕を持ってじっくり取り組もうと思っています。

今年もよろしくお願い申し上げます。

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