過ぎ行く日々2011

今年は世の中混乱状態のせいか、演奏会事情も例年とはずいぶん違います。毎年6月は仕事が集中し、ヒーヒー言っているのですが、今年はいつものように週1,2回しか演奏がありません。という訳で、周りからは相も変わらず、「お前は普段何をやっているのか?」と問い詰められていますが、私もこれで何かと忙しくしているのですよ。

野川この間散歩した、川辺で撮った鷺
私が全く練習をしない事は、友人知人皆が知っている通りなのですが、ただぼーっとしている訳ではありませんよ!!譜面書きをしたり、色々と音楽について考えているのです。これでも・・・。後はレジュメ書き、事務雑用等呑って(?)いる訳ですが、中々信用してもらえない。

という訳で、ここ数日の行動を記しますと、2日はチラシデザインの打ち合わせの後、日本橋ろくでなしブラザースの不定期例会 in しろくまや。久しぶりに呑み過ぎました。
         

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岡団長を中心にClayさん、池田さん等いつもの仲間が、異常にはじけてました。さすが「ろくでなし」の冠を頂く皆様。

3日は蕎麦道心で腹ごしらえの後、高久圭二郎さんのライブ、ハンガリーの音楽ライブを見に行き、テケルとウトゥーガルドンの音を堪能。見聞を広げてまいりました。写真はテケルを持ってポーズを取る高久さん。

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4日は朝日カルチャーセンター湘南の特別講座をやった後、
劇団トリガーラインの公演を見て、舞台人の心得を勉強してくる、という忙しい日々を過ごしている訳です。

音楽活動は一人じゃ出来ない。いろんな人との繫がりの中で音楽や演奏会が成り立つので、とにかく多くの人に出会い、関わってゆく事が大事なのです。だからオタクのように自分の世界に入り込んでいては、やっていけない。自分と違う考え方、感じ方をする人たちとどんどん接してこそ、磨かれるというものです。

今、邦楽人を見ていると、同好の士とばかりと付き合っている人が多い。これは趣味のサークル活動です。音楽を世に向け発信して行くのであれば、異ジャンルの人達と積極的に交流することです。マニアの為に発信していても始まらないし、自分の価値観を押し通しても仲間しか振り向いてくれない。

自分の活動にブレがあってはいけないけれど、常に自分と違うものを受け入れてゆく、柔軟性と器の大きさが、芸術家にとって一つの鍵になると思います。上手になることも必要ですが、それ以上に、こうした人間の器こそが実は問われるのです。

と言いながら、今日も交流(?)してきました。弁天様もお見通しの事でしょう。

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