Oh-saka Burning 2011

先週の日曜日は久しぶりに大阪で演奏してきました。

2011-5-29-1

もう10年程前、大阪ではずいぶんと色々なコンサートをやりました。もちろん琵琶の会ですので、サロンコンサートやお寺での演奏会等が中心だったのですが、静岡と東京しか知らなかった私には、何処へ行っても、何を食べても関西の文化は面白く、多くの友人知人がそれ以来出来ました。
今回は、これまで何度もサロンコンサートを企画して開いてくれた、AGEという創作ブティックが25周年を迎え、その記念に演奏したのですが、「10年前のコンサートの時も聞いてたよ」という方が何人もいて、嬉しいひと時でした。

                       
私の一人置いて右隣の方がAGEの代表 浅葉さん。昨年は高野山演奏会にも来て頂いて、もうずっとお世話になりっぱなしです。AGEのお仲間の方々と一緒に。
今回は残念ながらあまり写真が取れなかったのですが、10年前のAGEのコンサートでは笛の阿部慶子さんとこんな感じでやってましたね。

             

                   二人とも若い!(拡大厳禁)

私にとって、大阪は何だか相性が良いのです。知り合う人は皆親切で人懐っこいし、街で大荷物を抱えていれば、知らないおっちゃんが、「ちょっとまっててや、今扉開けてやるで」なんて声かけてくれて、すっと手を差し伸べてくれる。東京ではありえません。それに芸事に関心の高い方がとても多い。さすが日本文化の発祥の地域だけあります。興味の無いことに対し、あまり価値を見出そうとはしないクールな東京人とはずいぶんと違うのです。そして皆さん縁を大事にしているのか、一度知り合うと、何やかんやとお付き合いが続く方がいっぱい。正に「情の街」ですね。

今回ももちろん粉もんをばっちりと食べ、個性豊かな友人と飲み歩いてきました。堂山という、東京人にはかなり「大阪!!!っぽい感じ」ばりばりの街では、ジャズの流れる焼酎バーで盛り上がってきました。4月にオープンしたばかりの「焼酎バー 純」というちょっと個性的??なお店です(行って見れば判ります)。ジャズギターの好きな方はマスターと話が合うと思いますよ。また行きたいな~。
焼酎Bar純HP http://www5.hp-ez.com/hp/shochu-bar-jun/page1

琵琶は結してハッピーな音楽ではないのですが、こうして10年経っても私の演奏を楽しみにして集ってくれる、そういう人達に囲まれているというのは、やっぱり幸せですね。
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この絵はCDジャケットや琵琶樂人倶楽部のトップページに使わせていただいているのですが、10年前のAGEでのコンサートを見ていたおばあちゃまが、パステル画で書いて送ってくれたものです。嬉しいですね。

琵琶背負って、色々な所で演奏して廻る廻る人生は、実に楽しいのです。

さて、これからも色々と入ってます。また6月末には楽琵琶のニューアルバムのレコーディングも控えて、忙しくなりそうです。こうして忙しくさせてもらっている事に感謝!乾杯!!

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