地震の衝撃はじわじわと湧いてくる。今正にそんな気分です。やっと我に帰り、現実が見えてきたということでしょうか。
東京でも地震の影響は色々な所に出ていますが、一番はやはり「人心」でしょうか。ネット上の流言蜚語に惑わされて、自分がパニックになっているということが判断できないで、自分は冷静にしていると思い込んでいる、そんな状態の人が溢れています。
私自身も心が落ち着かないで居たのですが、大切な友人が良い日記を書いてくれて、少し楽になりました。
「人間は楽しくていいのです。大変な時だからこそ、大切なものをそばに置くといいです。暖かくして、普段より明るい色柄のものを着ましょう。自分だけでなく、周りの人も気分良くなったら、いいなと思います。
出かけるときは充分な食べ物と水を用意して行きましょう。先ずは自分を維持できることが大切。節約生活でも栄養と清潔の充実を心がける。病気になるわけにはいかん。気持ちも大切に。普段と違う感覚がしたら、知り合いと話しをすること」
自分の無力を思い知るばかりですが、目の前の事、緊急にやるべき事はいっぱいあります。必要な事はどんどんやるべきです。しかし先ずは自分達が冷静であらねばいけない。一つの方向、一つの価値観しか見えなくなっては、パニックを増長するようなものです。
photo MORI Osamu
何が大切か、何を大事にし、何をなすすべきか。正に問われている。今、確かに問われている。
そんな状況の中で私がやるべき事は、やはり良い音楽を絶やさない事。それしかない。目の前を癒す音楽も必要。でもそれだけでは本当に良くはならない。私達が私達である、その根幹を分かち合うような音楽が、今こそ必要だと思います。