「邂逅」~まろばし3rdコンサート終了

昨日、川崎能楽堂にて「まろばし」の公演をやってきました。
今回は代表の香川一朝先生の復帰公演ということもあり、内容充実(ちょっとてんこ盛り)の舞台になりました。

              

                          
タイトルの「邂逅」の通り、今回は日舞の花柳・五條、尺八の都山・琴古という夫々二つの流派が出会い、競い合うという舞台を演出したわけですが、客観的に見ていて、とても興味深く面白いものとなりました。その中でも今回の花形はやはり花柳面萌さんでしたね。とても凛として美しい静御前を踊ってくれました。媚を売らないきりりとした姿は煌いてました。

photo MIYAMORI Yosuke
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この邦楽アンサンブル「まろばし」は、私が作編曲を全部担当しているので、琵琶の曲は1,2曲しかないのですが、尺八デュオの「二つの月」など結構自由に曲つくりをさせてもらっていて、作曲家として、琵琶では出来ないことも表現できる場となっています。

   

ちょっと私のお写真も・・・。

photo MIYAMORI Yosuke

そしてこういうコンサートには支えてくれるスタッフがいてこそ成り立つというもの。今回も本当に助けられました。

有明ガールズ1こちらは私が有明教育芸術短大で教えている生徒、有明ガールズのナツミ&ヒカリ。能楽堂の幕上げをずっとやってくれました。演者が出入りするタイミングを見計らっての幕上げは結構気を使うものですが、がんばりましたね!!

スタッフ1こちらは舞台で楽器のセッティングなどをしてくれた小笠原社中の面々。真ん中のH木さんは十七絃の演奏者としても助演くださいまして、大活躍してくれました。

演奏会が終わると色々と反省点など、いっぱい見えてくるのですが、それがまた次なるステップの糧と成って行きます。
私は普段は一人かデュオで演奏会をやることが多く、こうしてアンサンブルのグループでやるのは年に一度この「まろばし」だけです。ああだこうだ言いながら皆で作り上げてゆく作業は楽しいし、そこから学ぶものは沢山ありますね。

いい舞台をいっぱい作ってゆきたいです。それにはいい仲間が必要なのです。

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