響宴~La nueva Puerta

昨日、大塚の音楽堂anoanoにて、「饗宴~La nueva Puerta」というフラメンコピアノとデュオのライブをやってきました。

anoano13ピアニストの安藤紀子さんとはこれで3回目の共演です。
今回の安藤さんはご覧の通り和服。それも袴姿という気合の入れようでした。

まあ和服というよりどちらかというと、坂本龍馬みたいで、書生さん風とでも言いましょうか。

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ちょっと硬い感じの演奏ではじまりましたが、最後はデュオによる壇ノ浦でバシッと決めました。
フラメンコと薩摩琵琶には結構共通点が多く、私もちょっとフラメンコギターをかじっていた者として、色々と感じてはいたのですが、実際に色々とやってみるとあまり違和感がないのです。撥捌きなども似ていますし、音楽的にスケールの使い方も似ています。シルクロードを経て何かが伝わってきているのでしょうか・・・。

今回も個性溢れる素敵なお客様が聴きに来てくれました。

こちらは着物の気付の先生をやられている方。一見地味そうな着物も上手に組み合わせて、とても品良くまとめられていました。帯はアンティークのものだそうです。立ち振る舞いが美しい!
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こちらのお三方は安藤さんのお友達。
琵琶の音はどんな感じに聞こえたのでしょうか?

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左はこのブログに良く登場している陶芸家の佐藤三津江さん。
右の方は華道家の村山華織さん。
お二人とも満面の笑顔で楽しんでくれました。

今回はフラメンコの曲を琵琶で弾いてみたのですが、まだまだ未消化。次回はもっと練り上げて挑戦してみたいです。
琵琶の語りも、フラメンコから見るとジャパニーズカンテともいえるほど、似た所を感じます。だからあまり違和感なく唄えるのです。二つの出会いが単なるコラボではなく、新たな形を生み出して、日本発のジャンルと成るべく昇華してゆけたら嬉しいですね。

ペルシャに始まり、シルクロードを通って、ずっと長い時間と距離を旅してきた琵琶は、多くの文化と出会い、様々にその形を変えて、数多くの文化を作り上げてきました。このデュオも永い琵琶の歴史の中に、新たな文化を刻む事が出るのかな??まだまだ精進が必要です。

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