真夏の夜の夢~演奏後記

この所度を越したような暑さが続いていますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。東京では毎日光化学スモッグ注意報が発令されているんですよ・・。

お陰様で腰の痛みはほとんど取れたのですが、右足太ももに若干痛みとしびれが残り相変わらず難儀しています。この腰痛の最中色々演奏会もありましたので、先ずは御報告。

ともしび先ず、コルセットを巻いて出かけたのが、前回のブログにもちょっと書いた行田市の未来ホール。こちらは混声合唱団「ともしび」のゲストで出演しました。残念ながらぎっくり腰真っ最中で写真を撮る余裕は全く無く、ちらししかないのですが、行田周辺の方はケーブルTVで流すようですのでご覧になって下さいませ。

「ともしび」は指揮の新井康之先生、ピアノの宮本廣子先生が指導するアマチュア合唱団なんですが、すでに定期演奏会は38回開催しているという伝統ある合唱団です。
私は何にも知らずにゲストでノコノコ行ったのですが、すでに私のCDも渡っていて、新井先生とは共通の知り合いもいたりして、和やかに務めさせていただきました。行田は熊谷の隣ということで、もちろん御当地ソングの「敦盛」をやってきました。
合唱団の皆様は皆素敵な笑顔でしたね。

次は定例の琵琶樂人倶楽部

          琵琶樂人倶楽部2010-7
今回は「語り物の系譜Ⅲ」というテーマで、語りの寿佐美まゆみさんをゲストに迎えて、寿佐美さん作の「知盛」を私の伴奏で語っていただきました。写真は寿佐美さんと琵琶樂人倶楽部代表の古澤錦城

壇ノ浦での「見るべきほどの事は見つ」の名台詞の部分をクライマックスに語っていただきましたが、現代の言葉で語ると内容も良く判り、お客様には大変好評でした。もう少し琵琶の部分を練り上げて再演したいと思っています。

そしてつい先日の21世紀トリオ

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相変わらず中村、菊池の二人は若さ爆発してます。私は大分腰の痛みは取れていたのですが、今一つ本領発揮とは行きませんでした。まだまだ修行が足りません。

今回は西荻窪にある音楽サロン「ベルカント」というこじんまりした所だったのですが、何だか落ち着いていて良い所でした。名古屋から音楽仲間のH氏も来てくれて、久々の再会をしました。こういうな仲間がいるというのは嬉しいですね。サロンコンサートはお客様とのコミュニケーションも充分に取れて、とっても好きです。
ここでは来週8月2日にまたライブをやりますので、ぜひぜひお越し下さい。昼・夜の2公演です。詳しくは私のHPのスケジュール欄に出ていますのでご覧になってみてください。特に予約を頂かなくても、当日突然気が向いたという方大歓迎です。よろしくお願いします。

ベルカント2010-7-24-8      ベルカント2010-7-24-4

左は演奏風景、右はスタッフの方々。この日はプロデューサーの久保木氏も腰を痛めていて、二人してずいぶんまわりに気を使わせてしまいました。

音楽は音を出したとたんに虚空に消えてしまうものですが、その音は記憶の中に残り、真夏の夜の夢となってふとまた甦る、そんな心に残る音楽をやりたいものです。私個人としてはドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」は正にそんな曲の代表です。
まだまだやらねばならない事はいっぱいありますが、色々な機会を通して、私が作り奏でた音楽が、聞いてくれた方々の心と記憶の中に生命を宿すようなものであったら嬉しいです。

さて今週中に完全復活をしないと、体が持ちません。来週は8月2日に上記の21世紀トリオ、4日に地元でのライブ、5日に長野での演奏会、6日にかっぱ橋 なってるハウスで、フリージャズのSOSトリオと過密スケジュールが続いてます。

休息はなかなかやってこないですね。

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