日比谷スタンウェイ松尾ホール~中村仁樹ミニリサイタルVol.3

今月26日に尺八の中村君を中心としたトリオの演奏会をやります。
昨年暮に初めてやったこのトリオも少しづつ充実してきました。
      
         中村ミニリサイタルⅢ

「二十一世紀の新しい風がここに!」とまあたいそうなタイトルですが、意気込みだけは負けません。

中村君はなんといってもそのダイナミックでパワフルな演奏が持ち味。そのさわやかで且つ熱い演奏は、聞いた人を虜にする魅力がありますね。ピアノの菊池さんもなかなかの才人で、最近ではクラシックの演奏だけでなくバンド活動の方でも盛り上がってきている注目の若手です。こういう若手の中で、私がどんな関わり方をすべきか、腕の見せ所という訳です。

舞台人にはとって、やはり若さというものは何にも変えがたい魅力です。
源氏物語でも、光の君と頭中将が揃って舞う「青海波」を描いた場面がありますが、青海波で着る、千鳥の刺繍のある青海波模様の装束はやはり若者が着てこそ映えますね。

年季の入った舞台も魅力ですが、世阿弥の言うように、若人にはその時にしかない華(花)というものがあります。そしてその華はほんの一時期だけ。更にこの一瞬の華を咲かせる事が出来るのも、またほんの一握りの人だけなのです。

私には若い華の時期はありませんでしたが、今、中村君、菊池さんは正にその華を咲かせようとしています。是非彼らの華を見に、聞きに来てください。

お問い合わせは、昨年日本橋劇場で中村君と初共演したコンサート「和の煌き」をプロデュースした響和堂さんが担当してくれています。

響和堂 ticket@kyowado.jp
080-4200-0808   Fax03-3610-5740

よろしくお願いいたします。

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