この所、琵琶法師もいっちょまえに「先生」と呼ばれるようになりました。30代の頃はジャズを教えていたので、まあ先生と呼ばれていたのですが、教室の看板も挙げていませんし、定期的に習いに来る方もなく、「先生」という名前は程遠かったのですが、最近は、定期的に来る人も出来て、一応「先生」となった次第であります。
私の演奏を聞いたことがある人は判っていると思いますが、私のスタイルは何々流というものではないのです。K流とT流を習ったものの、それに留まれるような性格でもないですし、とにかく何か創らないと気が済まないので、自分の創った作品を演奏するのが私のやり方。つまり私の演奏スタイルが好き、という人でないと、私に習うということはありえないのです。単に琵琶をやりたいという人には、他を紹介しています。それにもかかわらず私に習いたいという人がいるのだから、ありがたいと言うほか無いですね。
また今年出来た有明教育芸術短期大学の非常勤講師というのも先月からやりだしました。人生初の肩書きというものを頂いたのです。それも教えるのは琵琶ではなくてギター。この学校は幼児教育と音楽コースがメインの学校で、ギターの先生もなるべく日本音楽がわかる人が良いということで選ばれたのですが、お筝や三味線の科があるのに琵琶は無いのがちょっと残念。しかしながら素直な生徒達にも恵まれ何とか続いてます。
今日の写真は有明短大のレッスンで使っている、私め愛用のギター。国内の超マイナーメーカー「JUNO」のピックギターにベネディットのマイク(判る人には判る最高のピックアップ!)をマウントして、オリジナルで作ってもらったテールピースに自作のピックガードを付けてカスタム化してある塩高スペシャル!
人に教えるというのは、自分が勉強しているようでもあり、ある意味面白いし、為になるとも思い始めているので、これもまた修行のうちと思って、がんばろうと思います。
と言いつつ今日もまた呑ってしまった。