2024年9月11日(水)第199回「樂琵琶の話」

今月のゲスト

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大浦典子

今月は笛の大浦典子さんをゲストに、雅楽の古典から創作曲迄演奏しながら樂琵琶についてのレクチャーをします。大浦さんとはもう25年以上のコンビネーションで、演奏のみならずレコーディングでも多くの仕事をして来ました。今回は雅楽の古典曲を聴いて頂きつつ、どのように古典文学の中に描かれ、そして伝えられて行ったのか、その辺りのお話も聞いて頂きます。滅多に聴く機会のない樂琵琶と龍笛の生音を体感してみてください。

9月11日(水)

場所:ヴィオロン(JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩5分)
時間:19時00分開演
料金:1000円(コーヒー付)
出演:塩高和之(レクチャー) ゲスト 大浦典子(龍笛)
演目:啄木 嘉辰 静夜譜 他

お問い合わせ 琵琶樂人倶楽部 biwasou@ymail.com


2024年08月18日(日)第198回琵琶樂人倶楽部「SPレコードコンサート」

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8月は毎年恒例のSPレコードコンサートです。今回のは永田錦心、水藤錦穰、田中旭嶺の演奏を聴いて頂きます。永田と水藤は師弟関係、水藤と田中は親しい友人という間柄。この頃は皆が切磋琢磨して素晴らしい伝承がありました。単に技や曲ではなく、あくまでのその志を継ぐという伝承の基本が守られたのがこの時代でした。いつの時代も組織の中でも地位を築き大先生となるような優等生はどの組織でも必ず居るものです。しかしそういう人には本当の意味での伝承は出来ないと私は思っています。是非新たな時代に新たな琵琶樂を打ち立てた永田錦心の志を受け継いで、永田が願ったように新しい時代の琵琶樂を創る人が出てきて欲しいですね。
後半はここ数年の恒例で同時代のジャズを聴いて頂きます。

8月は開演が18時00分です。

8月18日(日)
場所:名曲喫茶ヴィオロン(JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩5分)
時間:17時30分開場 18時00分開演
料金:1000円(コーヒー付き)
出演:塩高和之(司会・レクチャー) 

2024年7月10日(水)第197回琵琶樂人倶楽部「薩摩琵琶 その歴史と変遷」

今月のゲスト 

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鈴木晨平

今回は久しぶりに薩摩琵琶のお話です。薩摩琵琶は流派が誕生してまだ100年程。平安時代から続く長い歴史を持った琵琶樂の中でも一番若いジャンルです。しかしながらその歴史は正確に語られる事なく、一番若いジャンルでありながら古典という名で宣伝されて、音楽史や音楽学の分野に於いても研究が著しく遅れています。薩摩琵琶がどういうものであり、平家琵琶や樂琵琶とは違う歴史を持った、新しい琵琶樂であるという事を認識して頂きたいと思い発足したのが当クラブです。今回はその原点に戻り、薩摩琵琶の歴史を解説して行きます。日本という小さな枠でなく世界に発信して行く時代に、古風と古典をないまぜにしていては評価も得られません。薩摩琵琶を次世代に繋げる為にも、正確な歴史観を紹介したいと思います。

7月10日(水)

場所:ヴィオロン(JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩5分)
時間:19時00分開演
料金:1000円(コーヒー付)
出演:塩高和之(レクチャー・琵琶) ゲスト 鈴木晨平(琵琶)
演目:未定 

お問い合わせ 琵琶樂人倶楽部 biwasou@ymail.com

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