今年もお世話になりました2024

2024年も終わろうとしています。今年も良い仕事をさせていただきました。充実した舞台をやらせて頂いて、本当に嬉しく思っています。

先ず年明けは何と言っても与那国島に行った事ですね。東芝国際交流財団の教育プログラムの仕事だったのですが、与那国島に行けたことがとにかく嬉しかったですね。

左はドクターコトーのドラマの舞台となった診療所、中は久部良小学校での子供達へのレクチャー、右は島の一角で放牧されている馬です。とにかく人より動物の方が多い所で、とても解放された気分になりました。素晴らしい体験でした。

2月は東久留米南部地域センターホールでの公演。新横浜のスペースオルタに続き今回も画家 山内若菜さんの大きな作品と共に演奏させていただいたのですが、拙作「Voices」を初演時の能管からVnに変えての初演でした。このトリオが年明けにリリースされる10thアルバム「AYU NO KAZE」につながりました。これ迄この曲は初演時が能管、その後フルート、尺八と色々変えてやって来ましたが、Vnで定着しそうです。

3月はティアラこうとうでの舞踊の会。花柳面先生、福原百之助さんとの共演でした。またこの時には尾上墨雪先生、藤陰静枝先生の作品も乗り、墨雪先生の芸術院選出のお祝いもあり大変華やかな会となりました。

5月は文藝サークルカトレアの会のさよなら公演を神奈川の貞昌院にて開催、そして銀座王子ホールで行われたMsの保多由子先生のリサイタルに客演しました。王子ホールでは拙作「経正」「Voices」を演奏。あの王子ホールに私の作品が鳴り響いた記念すべき演奏会でした。

6月は久しぶりに大谷けい子先生のダンスネオシノワーズの舞台を四谷区民ホールでやりしました。若手笛奏者の玉置ひかりさん、ダンスの工藤文皓君、同じく杉本音音さん、鈴木恵子さん、そして主催の大谷けい子先生と共演。上記の動画のような面白い舞台が出来上がりました。
山形の鶴岡にある本鏡寺での公演も記憶に残っています。Msの保多先生、フルートの久保順さんと共に演奏し、演奏後は羽黒山にも連れて行って頂き、すっかり整いました。山の中に居ると本当に落ち着きます。そろそろ山に入る時期なのかもしれませんな。

9月には人形町楽琵会が5年ぶりに復活。上記の「平家幻想」で共演した笛の玉置ひかりさん、そしてこの時知り合った日舞の西川箕乃三郎君と三人で、充実の会をやらせていただきました。このチームはこれから何か始まりそうな感じがしています。来年もどこかで公演が出来たら嬉しいですね。

10月は10thアルバム「AYU NO KAZE」のレコーディングに入り、毎年恒例の東洋大学文学部での特別講座を務めました。

11月は木ノ下歌舞伎主催の木ノ下裕一さんの企画で「ひらく古典のトビラ」に出演。松本市民芸術館にての上演でした。アナウンサーの加賀美幸子さん、俳優の成河さん、そして木ノ下さんと共に様々な古典を取り上げて上演。素晴らしい会となりました。

また東洋大学でずっとお世話になっていた原田香織先生がやっているインターネットラジオ夢の種の番組「室町のコバコ」にも出演させていただきました。能楽の番組ですので、私は門外漢なのですが、ちょっとばかりお話させていただきました。

そして今月はアルバムの残りのレコーディングとミックスダウンを終え、あとは年明けのリリースを待つばかり。

photo 新藤義久


こんな調子で今年も素晴らしい舞台を務め、良い仕事をさせてもらいました。私はコロナの間は何かと声がかかり忙しくしていたのですが、コロナが一段落すると、小さなレクチャーなどが無くなり、演奏会の数も減って来ました。しかし大分数は少なくなりましたが、その分充実の舞台となりました。また念願の10thアルバムも創る事が出来、今年も充実した一年となりました。

来年はリリースした作品をどんどん上演して行く事と、新たな琵琶の歌曲の作曲にも挑戦して行くつもりです。是非また舞台にお越しくださいませ。
今年もお世話になりました。

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