新年快楽2023

今年も無事に新年が空けました。こうして音楽家として生きて行ける事に深い感謝を持って、今年もやっていきたいと思っています。

昨年も有難い事に本当に様々な舞台に立たせて頂きました。また11枚目となるアルバム「塩高和之作曲作品集Vol.3 Voices from the Ancirnt World」もリリースする事が出来ました。今年も是非もう一枚出したいですね。

今年は、今月半ばに初めての沖縄での公演が控えています。 学校公演と演奏会のカップリングなのですが、初沖縄という事もあって楽しみにしています。8月には能楽師の津村禮次郎先生とヨーロッパツアーも計画されていて、フランス~スペイン~デンマークと半月程回ってきます。こちらも今から楽しみで仕方ありません。
まだコロナの影響もあるかと思いますが、演奏会などはほぼ通常に戻ってきていますので、更に演奏の機会も増えてくると思います。これからの世の動きは、私には予測がつきませんが、とにかく粛々と我が道を進むしかありませんね。年を追うごとに「何を考え、どこを観ているか」で人間の行動は真逆に変わって行くと感じています。目の前の事に振り回されて、行くべき道を見失わないように、「媚びない、群れない、寄りかからない」をモットーに今年もやって行きます。

photo 新藤義久


そしてこの所、特に昨年秋辺りから少しばかり、自分に変化が起きているのを感じています。私はここ10年~15年程は黒いものばかりを身に着けていて、茶色の服や靴などはほとんど身に着けませんでした。それが秋頃から、ふと茶色のものも良いなと思うようになって、茶のジャケットなどを着るようになりました。私は基本的に昔から黒や青が好きで、自分が普段持っている小物類は大体黒か青系統のものばかりなのですが、少しづつ~例えば時計のベルトのようなもの~茶系のものや明るい色のシャツ等を身に着けるようになってきているのです。何故こういう変化が我が身に来ているのかは解りません。心のどこかに変化が来ているのかもしれないし、単に年を取っただけなのかもしれません。しかし少しおしゃれをするのも楽しいですね。

少なくともここ数年のコロナ騒動で意識も変わってきたことは確かで、作品発表に関してもCDからネット配信へと発表の形を変えたし、演奏会のやり方も変わってきています。衣装も以前は圧倒的に和服が多かったのですが、最近は洋服での演奏が増えてきました。これからも活動の在り方は変わって行くだろうし、自分が作曲する曲も変わって行くような気がしていますが、この変化を楽しんで行こうと思っています。

さて今年初めの演奏は琵琶樂人倶楽部からです。

1月11日(水)第181回「薩摩琵琶四弦vs五絃」19時00分開演です。
琵琶樂人倶楽部 : 2023年1月11日(水)第181回琵琶樂人倶楽部「薩摩琵琶四絃vs五絃」 (blog.jp)

今年一年間の予定も出ています。
琵琶樂人倶楽部 : 2023年の年間スケジュール (blog.jp)

今年も1月は恒例の四絃と五絃の聴き比べの会です。正派の演奏家であり、私の総ての琵琶を作り、メンテをやってくれている琵琶製作者の石田克佳さんを迎え、演奏とトークを聴いて頂きます。演奏の聴き比べは勿論、ここでしか聞けない話も飛び出すと思いますので、是非お越しくださいませ。

今年も素晴らしい音楽が溢れ響く一年でありたいものです。今年もよろしくお願い申し上げます。

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