またこの季節がやってきました。H氏が虚しくなったこの季節を忘れる訳にはいきませんが、私の中ではやっと受け入れる事が出来ました。今年は更に先へと歩みを進めるメッセージを頂いたような気がしています。

この琵琶はH氏が私のところに来るたびに弾いていた琵琶です。時々こいつを手にすると、Hの事がいつも想い出されます。今日もこの琵琶で、氏にささげた「虹の唄」を何度か弾きました。聞いてくれたかな??
考えてみれば私は琵琶を手にしてから常に学びの連続でした。私が琵琶を手にするということは、こうした学びを琵琶を通して得るという事でもあったと思っています。こういうものを運命というのでしょうか。勿論まだその先があると感じていますが、とにかく何があっても何者にも振り回されずに淡々と自分の道を進む。それをするために多くのことを教わったような気がしています。周りの目を気にして、良い人ぶってはだめ。色々やって来て思うに、時に戦う事も必要だと感じましたし、下らないものは下らないとはっきり表現することも、私には必要な事だと感じています。
ただ私の考えを人に押し付けないように心がけて行きたい。私のように独自の活動を展開していると、自然と周りを振り回してしまいますし、また影響を与え過ぎるというところも感じています。まあ相手がそれでよければ良いのですが、自分と違う考え方、やり方、そして感性をもっと柔軟に受け入れてゆくようになりたいと思います。
世の波騒は常に付きまとうもの。思い通りにならない事も多いです。しかし何があろうとも、自分の人生を生きてゆくしか生きようがない。寄りかかるものは無いのです。
また今年も多くの学びを得る事が出来ました。少し休養して、改めて自分を見つめなおす事も必要だとも感じています。一つの転機に来ているのでしょうね。