国際情勢が緊迫している昨今ですが、昨日、琵琶樂人倶楽部Vol.57琵琶と文学シリーズⅦ「後白河法皇と梁塵秘抄について」をやってきました。
琵琶樂人倶楽部の看板絵
鈴田郷 作
もう丸5年、毎月続けて来て、ずいぶんと琵琶に対する関わり方が変わって来ました。一番の変化は、この会の趣旨でもある「文化としての琵琶楽」という視点が深まった事です。特に平安時代の楽琵琶、鎌倉時代の平家琵琶という日本音楽の創世記についての考察は、古澤錦城さんと知識・理論を共有することで充実し、又集まって来てくれる方々との交流も相まって豊かになってきました。現代に於いて、日本琵琶楽の根幹に目を向け、レクチャー&演奏を重ねて行った事は大きい、と密かに自負しています。
薩摩琵琶をやっていても雅楽や平曲をろくに知らない、
研究家ですら専門以外はよく判らない、などとという現在の琵琶を取り巻く状況には、情けないものすら感じていました。最近では昭和の戦後に出来たものも何でもかんでも「古典」と言い張る向きもあります。琵琶樂人倶楽部はこれらの現状に対する形で、私なりの活動を展開しようという想いで始めたものです。しっかりとした「史観」無くして琵琶楽の充実発展はありません。私たちの活動は大変地味ではありますが、こうした活動が何かしら琵琶楽の発展充実につながって行ったら嬉しいです。
竹村健 作
人間はどこを見ているかで、全く違う世界が目の前に現れます。どんな世界を目指そうと、それは人それぞれ。優劣ではない。色々な視点があってこそ社会が成り立っているのです。
視点が変われば、環境や、付き合う人、話す言葉、感じ方、見える世界…まるで変わって行きます。本人の目つきも、顔つきも、歩く姿すら変わって行くのです。だからどんなものであれ、しっかりとしたヴィジョンのもとに、明確でブレ無い自分の視点を持つことが大切だと、年を重ねるほどに思うのです。
皆さんはどんな世界が見えていますか。