過ぎゆく日々2012春過ぎ

この所ようやく動きが活発になってきました。世に琵琶奏者なんてものはそう居ないので、昔から「三歩歩くと人と知り合う」という感じだったのですが、今年も長い春休みを経て、やっと調子が出てきました。老若男女関係なく、お酒がなくてもコーヒー一杯で盛り上がれるのが私の特徴なので、とにかく人にいっぱい出会うのです。

演奏の面でも、これから色々なジャンルの方と御一緒出来そうです。ロック・ジャズ・クラシックなど心の広~い方々と演奏出来るのは嬉しいです。琵琶で良かった!!
先週はグリンテイルでのサロンコンサート、谷中下町風俗資料館での演奏などがありました。共に写真を撮る暇がなかったので、お見せできず残念ですが、こちらではギタリストのIさん、マドレーヌパテシエを自任するAさんと話がはずみ、気持ちの良い時間を頂きました。

         クリス&チェコ

今週は、尺八のクリストファー遥盟さんと久しぶりの再会。クリス宅では、プラハから来たマラック君という青年にインタビューを受け、少し演奏も録音しました。チェコのラジオ番組で流すようです。しかしとっさに英語は出てこなかった。精進足りず・・・。

また昨日は、久しぶりに地元の杉並の芸術サロン かんげい館にも伺いました。かんげい館HP http://kangeikan.jp/

オーナーのKさんとは3年ぶりでしたが以前と変わらずノンストップで話が弾み、なかなか止まらない。時間があったらあのまま飲み会に突入しそうな勢いでした。そこではピアニストのNさん、朗読家のKさんと知り合い、突発的に演奏を聞かせることになり、「開経偈」をやってきました。そしてかんげい館では、秋に演奏会が決まってしまいました。
            
と、まあこれが私の日常。芸術関係の方が多いですが、とにかく出逢う人皆さんどういう訳か楽しい人達。初対面でもいろんな話が出来るし、面白い事が次々に起こります。

人間は文化があってこそ。文化こそ人間の人間たる基本。ピアニストのNさんとはそんな話をしてきたのですが、音楽を通し人が出逢ってゆくのは、音楽の役割であり、人を惹き付ける音楽の本質なのだと思っています。武満徹さんは「音楽に国境はある」と言っていましたが、人間同士の付き合いに国境はありません。文化は違えど、お互いの音楽を聴いて、ひと時を過ごし、気持ちを分かち合ってゆく事は充分に出来ます。(チェコの方々は私の演奏を聴いてどう思うかな??)
色々な音楽、様々な魅力が集うというのは、何かが生まれる原動力でもあるので、この日常をもっともっと続け、広げて行きたいです。

葵祭2011葵祭

来月は私の第二のホームグランド大阪・京都に行くので、またまた盛り上がりそうです。
それにしても名刺が増えすぎ。稼ぎがあったら真っ先に几帳面なマネージャーを雇いたい!!


和楽器 ブログランキングへ

© 2025 Shiotaka Kazuyuki Official site – Office Orientaleyes – All Rights Reserved.