動き出す季節

先日、コントラバスの東保光さんと、荻窪ベルベットサンにてライブをやってきました。

   看板    
                      Tel&Fax: 03-3398-5639   

そして、今月の琵琶樂人倶楽部では、いよいよ平家琵琶に初挑戦します。平家琵琶とは室町の頃、出来上がった芸能で、平家の原文そのままを唄います。いわゆる弾き語りによる邦楽の形式はこの平家琵琶が原点といわれています。私は祇園精舎をやります。乞うご期待!!

毎年、6月は忙しいので、例年に比べるとまだまだですが、それでも震災以降、停滞していた活動がまた復活してきました。毎月の松庵舎講座もありますし、久しぶりに大阪での演奏もあります。色々な形で活動をしてゆくのは、私の一番私らしいやり方。

若手の演奏家達に限界などという字が全く見えないように、私自身、自分の活動に限界を感じることは無いのです。自分で限界が見えるようでは面白くない。音楽的には常に、色々な方向に視野を広げて、ジャンルはどんどん越境して、創造力が無限に湧き出てくる感じてがんがん行きたいですね。
私は一番敬愛するマイルスデイビスのコンサートを2度聞きに行きました。マイルスが事故からの復帰直後の時も、まだ体調は良く無いようでしたが、その音楽に限界など感じませんでした。むしろ今でもコンサートで感じた、ワクワクするような気持ちが甦ってきます。私もマイルスのようでありたいです。
次のCDのレコーディングも来月に迫ってきています。琵琶の部分だけ見ると、楽琵琶の常識を覆す様な曲ばかりですが、そんなことよりも良い音楽であるかどうか、そこが問題です。ご期待下さい。

                                                   佐藤作品
それから、私の良き芸術アドヴァイザーでもある、陶芸家の佐藤三津江さんの個展が青山のギャラリー2104で、15日までやっています。是非行ってみてください。素敵な世界が広がっています。

佐藤三津江ブログ「風の舞http://yaplog.jp/mi-kazenomai/

気温も暖かくなり、色々なジャンルの仲間達も動き出しました。皆、夫々に想いを持って活動を展開しています。私も自分のやり方で、突き進んでいこう、とあらためて感じています。
そのやり方が他とは全く違っていても、私は私の道を進もう。それがやはり使命のような気がしています。

© 2025 Shiotaka Kazuyuki Official site – Office Orientaleyes – All Rights Reserved.