SSKトリオ at なってるハウス

ヤンリーピンの興奮、未だ冷めやらぬ状態ですが、色々な湧き上がる想いも、ゆっくりと整理して少しづつまた書きたいと思います。
そんな興奮の最中、昨日は久しぶりに谷中のなってるハウスにて、ライブをやってきました。

                 2011-4-10-1

     
今回のドラマーは、いつもの大沼アニキではなく、御大 小山彰太さんでした。小山さんは私が高校生の頃コンサートで何度も聞いていた方です。静岡で山下洋輔トリオのメンバーとして来ていたのですが、山下トリオ2代目のドラマーとして、若手新人のホープだった小山さんと、Saxの坂田明さんが目いっぱい跳ねる様にやってましたね。懐かしい。あれから早30年余り・・・・。

私がファーストアルバムを出した頃は、チェロの翠川敬基さんと小山さんと私でよくライブやってました。詩人の白石かずこさんが即興詩を読んで、我々がバックで演奏するなんていう、いわゆるコラボをやったりしました。それももう7・8年前です。

今回は久しぶりの共演でした。小山さんはとにかくアンサンブルするドラマーです。音量も控えめだし、以前はチェロ・琵琶・ドラムの編成で、マイクを一切使わずに充分アンサンブルが出来ていました。派手さは無いものの、とても音楽的にたたきます。いつもの大沼アニキとやる時は一発必中の「戦い」に挑むような感じでやるのですが、小山さんはその人柄そのまま、以前のように今回も穏やかな演奏となりました。どちらも面白いです。
             
途中から2011-4-10-3大沼アニキも駆けつけてくれて、終演後は4時間近く、小山・大沼・塩高の三者飲み会に突入。3人ともテンション上がってしまって、カウンターの方が、「もうやめといた方が良いですよ」と声をかけるほどに・・・。

ジャズの先輩達とは本当に話が尽きません。やっぱり私は邦楽家ではないね。

2011-4-10-4こちらは昨日のお客様。今こういう時期に、来て頂いて、嬉しい限りです。皆さん音楽が好きで、左のお二人は尺八をやっているそうです。
他にも大勢来て頂きまして、本当にありがとうございました。

今年は花見も控えめで、春の華やぎもかなり控えめですが、桜は人間にはお構いなく、その春を謳歌しています。

御苑2011-4善福寺2011-4

目の前の現実を見つめ、対処してゆく事は何よりも大切ですが、どんな状況下でも、音楽や芸術・文化を失う事は出来ないのです。文化の無い人間はもはや人間では無い。音楽を持たない民族はありえないのです。

© 2025 Shiotaka Kazuyuki Official site – Office Orientaleyes – All Rights Reserved.