ちょっと御無沙汰していました。
ブログネタは沢山あったのですが、何しろ時間が無く振り回されていました。
そんな中、5月1日にティアラこうとうでやった「万葉の彩風」は日舞・クラシックバレエ・モダンダンスの方々が一緒になって、万葉集をテーマに私の楽琵琶で踊るという、なかなか面白い会でした。残念ながら写真を撮る暇も無く紹介できませんでしたが、幻想的な感じの舞台で、まか不思議な空間が出現しました。
何時もお世話になっている雑賀淑子先生と日舞の花柳面先生の監修・演出で、共演もお馴じみの、かじかわまりこさんはじめ、ウタコさん、花柳面萌さんなど総勢10名の踊り手が舞台に舞いました。
出演者が集まって作り上げてゆく舞台というのは楽しいですね。是非是非またやってみたいです。
photo MORI osamu
私は大体週に1回程度演奏をしています。琵琶奏者としては多い方かもしれませんが、もっともっと舞台に立って演奏して行きたいです。
毎回演奏会は私にとって最大楽しみで、且つ最高に厳しい現場であるのですが、どの演奏会もあっという間に終わり、演奏の2時間ほどは瞬く間に過ぎ去っていきます。大舞台だろうが小さなサロンコンサートだろうが、終わったとたんに現実に戻り、あの舞台にそよぐ風はもう身には感じません。
それだけ舞台というのはどんな場所でも異次元空間なのだと思いますが、以前のように舞台の余韻に浸って酒を飲むというようなことはなくなりました。瞬時に時空を行き来するのが上手くなったのでしょうか。ちょっと寂しい気もします。
これは何時も写真を送ってくれる京都の森修さんの作品ですが、森さんの写真の中には永遠にゆったりと流れる風が常にそよいでいるかのようです。
私の音楽は聞く人の心の中にずっとそよいでいるのだろうか。あっという間に吹き渡り、過ぎ去っていってしまうのだろうか???
まあそれもまた良いのかもしれません。何時かまた風のように甦り聞いてくれた人の心にそよいでくれたら嬉しいです。
今日もまた風を求めて・・・・。
演奏会のお知らせ
15日に練馬高野台のグリーンテイルさんで小さなサロンコンサートをやります。もう足掛け5年ほど、年に2回づつ続けているもので、毎回違うゲストを迎えてやっています。
今回は若手尺八の俊英 田中黎山君。前回も尺八の中村仁樹君でしたので、前回お越しになった方もぜひ二人の個性の違いを楽しんで下さい。
若き才能は素晴らしいです!!
詳しくはHPのスケジュール欄をご覧下さい。
HP 現代邦楽の未来へ http://biwa-shiotaka.com/