久しぶりの便り

私の友人、台湾の二胡奏者 葉文宣さんから久しぶりにメールが来ました。相変わらず元気そうで、以前にも増して活躍しているようです。
彼女は「国立実験国楽団」という、伝統楽器のN響みたいな存在の楽団のメンバーなのですが、ちょっとヘンな日本語を操る感じが面白く、かなりイイ感じでキャラが立っているんです。

国家実験国楽団
前列右より4人目が葉さん
葉文宣

 

                こちらは葉さんのプロフ写真

年に1、2度歌舞伎とスマップのコンサートを見るために(中居君の大ファンだそうだ)東京に来るのですが、とにかく度を越した日本通で、一度、中国琵琶奏者の劉さんという仲間の女性を連れてきた時には、私の家の本棚を見て、日本の禅の話で大いに盛り上がり、その知識の豊富さ~というよりオタクぶり~に驚いてしまいました。また大の焼酎好きで、毎回必ず最後は大飲み会になってしまいます。

葉さんは台湾ではソリストとしてもがんばっていて、リサイタルで古典曲の他に、チゴイネルワイゼンを豪快に弾きまくっているDVDを頂きました。マジに恐ろしい位に上手いんです。国立実験国楽団のCDも素晴らしく、「シルクロード」というタイトルのCDなどはのっけから、そのレベルの高さにやられてしまいました。是非聞いてみてください。日本の古楽器アンサンブルとは比較になりません。びっくりしますよ。

海外には、以前コンビを組んでいた尺八奏者、グンナルリンデルさんがスウェーデンでがんばっているし、音楽学者のレイニンガーマリカさんや、作曲の師である石井紘美先生等々、皆さんいいペースで活動してます。尺八のクリストファー遥盟さん、筝のカーティスパターソンさんなどアメリカ人ながら日本国内でも活躍している友人もいます。昨年、ウズベキスタンで共演した作曲家アルチョムキムさんもヨーロッパ・アジアで凄い活躍ぶりだそうです。

こういった海外でがんばっている仲間が元気で便りをくれるのは、とっても嬉しいし、こちらも元気になります。
私は毎年、春は花粉休暇などと称してのんびりしていたんですが、昨年とある人から「花粉休暇なんてスケジュールに書いていたら仕事が来なくなるよ」と叱咤されて、今年はばっちり仕事を入れてます。

私も負けてはいられません!刺激しあえる良き友がいるという事は幸せです。

今年はやるぞ!!

春雷こちらの画像は葉さんから届いた台湾の春の写真です。「春雷」というタイトルが付いていましたが、となりに何故か「ばねの雷 Spring thunder」と書いてありました。さすがに彼女らしいぼけっぷりです。

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