昨日の琵琶樂人倶楽部「女流琵琶楽Ⅱ」は賑々しく終わりました。これは昨日出演のお三方。実に充実した演奏を披露してくれました。
今回は筑前琵琶の大久保旭夏さんが四弦を弾いてくれたのですが、今、四弦の筑前琵琶を弾く人がほとんどいないので、大変貴重な存在なんです。今後の活躍に期待したいですね。左:大久保さん、中央:樋渡蓬水さん、右:都錦鳳さん。お疲れ様でした!
そしてこちらはお越しくださったお客様。実は3人とも琵琶を弾く方で、薩摩四弦、五弦、筑前の演奏家でもあります。
琵琶樂人倶楽部は流派などしがらみを超えて集うことの出来る会ですので、これからもどんどんお越しいただきたいと思ってます。
さて、今週は大忙しです。金曜と土曜に私のソロ演奏会が西荻窪のギャラリー蒼であります。土曜日の方が若干席が残っているとの事ですので、ぜひぜひ起こし下さい。
ギャラリー蒼 http://www.galley-so.com
Tel 03-3331-3681
大正時代に建てられた蔵を改装してギャラリーとして運営している素敵な場所です。古きよき杉並の風情が残ってます。
そしてそして日曜日からは「中央アジア~コーカサスツアー」に行ってまいります。
これは今回一緒に行く勇士達。特に奄美島唄と薩摩琵琶が一緒に演奏するなんて事は歴史上あり得ないことなので、かなり注目のツアーとなのです。
詳しいスケジュールは
http://www.jpf.go.jp/j/culture/new/0908/08-02.htmlを御参照下さい。
今年は薩摩藩が奄美に進攻して400年という節目。この節目に歴史を乗り越えて「進攻」から「親交」へと手を結ぼうというわけです。島唄の前山真吾君は期待の若手。凱旋帰国公演を是非奄美でやりたいですね。
なんせ薩摩琵琶の演奏家が九州より南の奄美沖縄で演奏した例がないのです。まあ薩摩藩はそれだけ支配体制を南の島々に引いていたということでしょうが、歴史も政治も超えられるのは音楽の良い所。民族の歴史は夫々色濃く背負っていますが、歴史や古典は大事にしながらもそれに振り回されることなく、次世代に向けて演奏したいものです。私が突破口を開きたいと思います。
ツアーは11月15日から12月頭までのちょっと長い旅になります。このブログも旅に出る前にもう一回書けるかな?という所。金土のソロライブの報告もしたいのですが、なかなか準備に追われていてどうかな~~?
という訳で忙しい一週間です。