今月のゲスト
今月は僧侶であり、琵琶奏者でもある安藤けい一さんを迎えて、仏教と琵琶樂の関りについてお話して頂きます。平安中期には「往生要集」の広まりに伴い、浄土思想が貴族から庶民にまで行き渡っていたと言われています。続く中世鎌倉時代初期に成立した平家物語は浄土思想に貫かれており、以降の日本文学芸能は浄土思想がその根底に必ずありました。時代が下り、中世後期から近世には禅や儒教の影響も色濃くなって行く日本文化ですが、その根底には浄土思想が日本人の通奏低音となり今でも根付いています。今回は浄土真宗の僧侶という立場から、音楽家には見えて来ない仏教と琵琶樂の関り、そして琵琶樂の魅力を話して頂きます。
3月11日(水) 第205回琵琶樂人倶楽部「仏教と琵琶樂の深い関わり」
場所:名曲喫茶ヴィオロン
時間:19時00分開演
料金:1000円(コーヒー付)
出演:塩高和之(司会・琵琶)ゲスト 安藤けい一(僧侶・琵琶奏者)
演目:仏教と琵琶の関りについて(レクチャー) 敦盛 他